壮大な大自然につつまれて、のどかに流れる時間のなかで体感する、その地に息づく伝統工芸やその地域ならではの文化。子どもから大人まで楽しむめる唯一無二のものづくりと文化体験は、一生の思い出になります。


きれいな水と原料となる楮(こうぞ)、雁皮(がんぴ)、三椏(みつまた)がとれたことから歴史は古く1300年前、正倉院にある奈良時代の文献の中にすでに因州和紙が登場しています。青谷と佐治にはそれぞれ和紙の手漉き体験ができる施設があります。

過密人工林を間伐して気持ちの良い森に、杉の枝打ち体験、植樹して森づくり、智頭杉の木工体験に、間伐材の有効活用。若桜町では木質バイオマスの取り組みも。

「安部駅」や「隼駅」はじめレトロな木造駅舎や終点「若桜駅」の手動式転写台や給水塔など、昭和5年開業当時の設備が良好な状態で残され、若桜鉄道関連23施設が一括して国の有形文化財として登録されています。

柳宗悦に影響を受けた吉田璋也の指導により、鳥取に古くからある様々な手仕事を新たに職人たちが製作してきた民藝運動。鳥取県東部には民藝運動の流れを汲む窯元が多くあります。鳥取市河原町の牛ノ戸焼や因州・中井窯、岩美町の岩井窯 、延興寺窯、牧谷窯、鳥取市青谷町の山根窯など。鳥取の器は、生活雑貨や民芸品を取り扱う店舗等で購入できますが、窯元に直接足を運ぶ方も増えているそう。

空家活用、古民家再生
鳥取市用瀬町屋住には昭和初期に建てられた古民家長谷川邸があります。古民家レストランや、ブライダルイベント、ギャラリー、コンサート会場として活用されています。